D & E
今年もとうとう 10 月です。年月の経過するスピードが、どんどん加速していくのを痛感します。だからと言って「時間がない!!!」とばかり言っているのはある意味、自分の無能さを証明しているようなものです。だから、今やるべき価値あることを、粛々と進めるのが正しい姿というものですね。たぶん。
ということで、前々から読みたかった『C++ の設計と進化』を昨日、購入しました*1。
![C++の設計と進化 C++の設計と進化](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41DMWJQbRmL._SL160_.jpg)
- 作者: Bjarne Stroustrup,ビョーンストラウストラップ,επιστημη,岩谷宏
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2005/01/19
- メディア: 単行本
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今、「標準化」の章を読んでいます。C++ がどのように生まれ、進化してきたのかや、標準化の舞台裏、Bjarne Stroustrup の設計哲学など、C++ 好きにはたまらない内容です。この本を読むと、Bjarne Stroustrup がバランスの取れた常識人であるということが良くわかります。頭でっかちの偏狭な研究者などではなく、人間味に溢れて思慮深く、視野が広いのです。
C++ は好きでも、正直なところ、Bjarne には興味を持っていなかったので、これは新鮮な驚きでした。そしてまた、彼を取り巻く AT & T の研究者たちも同様に魅力的な人物が多いようです。まだ C++ がよちよち歩きだった頃の「熱い時代」を、わくわくしながら読み進めています。
*1:現実逃避ではないのです、きっと ;-)