D & E

今年もとうとう 10 月です。年月の経過するスピードが、どんどん加速していくのを痛感します。だからと言って「時間がない!!!」とばかり言っているのはある意味、自分の無能さを証明しているようなものです。だから、今やるべき価値あることを、粛々と進めるのが正しい姿というものですね。たぶん。


ということで、前々から読みたかった『C++ の設計と進化』を昨日、購入しました*1

C++の設計と進化

C++の設計と進化

今、「標準化」の章を読んでいます。C++ がどのように生まれ、進化してきたのかや、標準化の舞台裏、Bjarne Stroustrup の設計哲学など、C++ 好きにはたまらない内容です。この本を読むと、Bjarne Stroustrup がバランスの取れた常識人であるということが良くわかります。頭でっかちの偏狭な研究者などではなく、人間味に溢れて思慮深く、視野が広いのです。


C++ は好きでも、正直なところ、Bjarne には興味を持っていなかったので、これは新鮮な驚きでした。そしてまた、彼を取り巻く AT & T の研究者たちも同様に魅力的な人物が多いようです。まだ C++ がよちよち歩きだった頃の「熱い時代」を、わくわくしながら読み進めています。

*1:現実逃避ではないのです、きっと ;-)