信じられない地震

被害にあわれた方には本当になんと申し上げたらいいかわからないくらい、容赦のない津波でした。巨大なエネルギーの塊が押し寄せ、何もかもさらっていく異様な光景に言葉を失います。とても現実のものとは思えませんでした。

地震当日は早々に仕事を切り上げ、2 時間ほど路線バスを乗り継いで実家に辿りつき、一晩を過ごしました。母は相変わらず抗癌剤がキツく、ぐったりしていましたがその他は位牌が倒れた程度で済みました。

JR の在来線が復旧したあと、昨日夕方に自宅に戻ることができましたが、いまのところ被害と言えそうなのは iMac に繋げている FireWire の HDD が壊れたことぐらいです。あとは、壁面収納の本が全て飛び出たり、コンロの上から鍋がふっ飛んだりしましたが、家族にケガはありませんでした。

娘の恐怖心は相当なもので、余震の度にしがみついてきます。やや赤ちゃんがえりしている模様。それでも、安心して眠れる家があるということが、なんと恵まれていることか。

今日はだらだらと部屋の片付けをして一日を過ごしました。外に出て遊ぶ気にもならず、かと言って、テレビの報道を見ても気持ちが落ち着くわけでもなく、食欲もなく、頭に鉛が詰められたかのような重苦しさと無力感。

今はただ、被災者の方々の一日も早い復旧を願うばかりです。